今日は日曜日、久しぶりに夕方からゆっくり時間が取れ夕食も終わり、家内と二人で
テレビを見ていました。何となく番組に引き込まれ注意してみるとNHKでやっている
「沁みる夜汽車」と言う番組だったと思います。
人生の転換期、人と人との出会い、汽車を通じての友情、究極は結婚まで、夜汽車を通じての人生の紹介でした。本当に胸を打つ話でとても意味深く感じ取れました。
只この話の時代背景が昭和の時代「良き昭和」の頃だと思いました。
当時は本当に良き時代だったと思います。町には悪い事をしている人(子供を含む)を見ると「こら~、何をしている。そんな事をしてはいかんじゃないか!!」
又一方で泣いている子供を見つけると「坊は何泣きよるんぞ?」と声をかける。
私などは幼少の頃、親に叱られ「こんな悪い事をする子は家にはいらん。出て行け!!」
と家から出されて、オイオイ泣きながら歩いていると「坊は何でないちょるん?」
「何ぞ悪い事でもしたんか?」と声をかけてくれたオジサンがいた。
私は事の次第をそのオジサンに話しました。するとオジサンは「それは坊が悪い。悪い事をしたら謝らないかん!!もうすぐ暗くなるけん、おっちゃんも一緒に謝っちゃるけん、はよう来い」と私と一緒に家に入って謝ってくれ事なきを得た事を思い出しました。
又、各町内や村内には、いろんな世話を焼く人がいて、年頃の娘さんが居る家、又その相手
となる男の子が居る家等よく情報を集めたなと思う程の情報量で結婚迄の紹介なども
していた様に思います。そこには良きにつけ、悪しきにつけ、人の心が存在していた
様に思うのは私だけでしょうか・・・・。