2023年7月23日 暑い日曜日でした。
連日暑い日が続いていましたので少しでも涼しい所へ行ってみようと
郡部の方に出かけることにし、車を走らせ、とある道の駅でトイレ休憩のため、車を止めました。
この道の駅は、真下に川が流れ、その川には鮎が群れているという素晴らしい景色を有する道の駅でした。
私は、トイレを済ませ、その鮎の群れている川をぼんやりと眺めていました。
しばらく見ている内に、その景色の中に何かが無数に動いていることに気が付きました。
よく見るとそれは赤トンボでした。
ああー赤トンボか と、ただ何の感情もなくボンヤリと眺めていました。本当にボンヤリとという表現が最適だったと思います。
ただ、理屈をつけて表現すれば、それほど自然に溶け込み人間の思考感覚までも取り去るほどの一時でした。ああ、素晴らしいなあと溜息をついたころで、同行していた家内もトイレを済ませ傍に来ましたのでこの光景を二人で満喫してドライブを続けました。
追想
赤トンボって、ただスイスイ飛んでいるだけなのになぜあれほど心が休まるのでしょう。
何の芸もなくただスイスイ、スイスイ飛んでいる。
ただ、じっと見ている私がいる
ただ見ている、何も考えず ただ見ている
贅沢な、もったいない時間が過ぎて行く
